2024年02月25日
形見の三線が守った
今日はジュールクニチ
午前中ぐずつき気味だった天気だけど、昼前から回復。
曇り空で、絶好のジュールクニチ日和になりました。
ので、、、ウヤピトゥの前に行ってきました
グショウーで困らないように、ウチガミもたくさん焚いてきました。
して、これはもう先祖が守ってくれたのではないかと思うような話。
というか、その前に何ともひどい話だ
この写真を見てくれ
真っ二つに折れた三線と・・・
継ぎ目にヒビが入り、使えなくなった組み立て三線。
これは最近海外公演のため、飛行機に預けた三線の話である。
確かに飛行機に三線を預ける際、万一の事故の際の念書を書かされる。
しかし、国内の航空機を利用していてこんなことは一度もない。
もちろんコンテナに納めるとか、必要な対策をしたうえでである。
今回利用したのは海外の航空会社。
当人は海外公演の経験も豊富で、当然移動中に起こりうるこれらの事故も想定して、
三線を2丁持参することにしたようだ。
だが・・・2丁ともこの有様になってしまった
遠征先の地元の県人が所有していた三線を借りて、公演は無事乗り越えたようだ。
さて、こうなった経緯を検証してみよう。
実はこれは2丁とも形見の三線である。
形見の三線なので生前所有していたということであるが、
楽器としてはそれほど上等なものではなかった。
それで、、虫の知らせか
今回、自分が日頃舞台で使っている愛用の三線ではなく、この三線をもっていくことにしたようだ。
そして貨物として預けるとこのような事故になることも予想して、機内持ち込みをしようとした。
2丁入れケースだと機内持ち込みができないことを知り、
1丁ずつにして機内持ち込みをしようとした。
ところが、それでもサイズオーバーで機内持ち込みを断られたとのこと
貨物として預けるしかなく、ならばコンテナに格納するよう願い出た。
が・・・コンテナは無いと断られ
で、どうしようもなくセミハードケースのまま預けた結果がこれであったとのこと。
形見の三線が、本人愛用の三線の身代わりとなって、
愛用の三線を守ってくれたはずだと慰めている。
この何ともやるせない出来事は誰にでも起こりうること。
多くの三線愛好者に注意を喚起するため、あえてこの記事を書いた。